ハッキングを行う人は全て悪いと考えている人も多いはずですが、実は全員が犯罪を目的としたハッキングを行っているわけではありません。ハッキング種類が存在しており、ハッカーは色で分けられていることを知っておくと良いです。「ブラックハット」「ホワイトハット」「グレー ハット」の3タイプに分類することができるので、詳しい分類を理解しておきましょう。
ブラックハットは多くの人が想像しているハッカーです。自分の利益のために法に触れるようなハッキングを行う人だと言えます。ハッカークラッカーもこれに該当し、私利私欲のために違法なことを行っている人物です。クレジットカード番号を盗んだり、犯罪者に販売するために個人のデータを収集したりすることを目的としています。他人のSNSなどに勝手にログインし、情報を盗んだりその人の不利益になることを行ったりすることもブラックハットのやることです。
一方で、ホワイトハットは倫理的なハッカーだと表現することができます。犯罪を目的としてハッキングを行うのではなく、コンピュータの脆弱性をなくしたり、セキュリティ性を強化したりすることを目的として活動しているという違いがあるでしょう。悪意を持った組織のコンピュータをハッキングし、攻撃が行われないように防止するなど、ホワイトハットは守るための活動をしています。組織がホワイトハットを雇用し、脆弱性の発見やセキュリティ性強化を実現することができたときに報酬が支払われるというケースが多いです。
グレーハットはブラックとホワイトの中間に位置します。ブラックハットとして活動していたけれど、ホワイトハットになった人もグレーに認定されますし、ホワイトとして活動していたけれど許可なくハッキングしてしまったという場合や違法行為をしてしまった場合もこれに該当するでしょう。白黒はっきりしていない場合は、グレーという曖昧な表現になることを知っておくと良いです。
このように、ハッカーには種類があります。同じテクニックを持っていたとしても、使い道や行動の内容によって分類が異なることを知っておくことがおすすめだと言えます。全てのハッカーが悪いというわけではないので必要以上にこれを恐れる必要はありませんが、グレーな領域も存在することを忘れてはいけません。詳しい分類を知らなかったのであれば、種類を知ることで正しく理解することができるようにしておきましょう。