コンピュータやインターネットの仕組みに精通しているユーザーを指す言葉としてハッカーやクラッカーがありますが、行っている行為の内容によって呼び名が変わります。
英語のhackが由来でhackerと表記されるハッカーはハードウェアやソフトウェア、ネットワークやデータベースなどコンピュータやインターネットなど、情報分野に関する事柄について1つでも高度な知識と技術を有しています。
そのような幅広さは活動の様子にも共通しており、企業にて働きつつ自らが有している知識を業務に活用している方や自らでシステムを構築し収入に繋げられる仕組みを生み出している方、ボランティアのように困っている方々の助けになるソフトウェアを開発してリリースしている方やセキュリティーホールというセキュリティが甘い所を見つけ、ますます安心安全に利用できるようにする方などが居ます。
こうした行為をしている方々に対し、インターネットを利用しているユーザーを困らせたり大切な情報を手に入れたりする事などを目的としているユーザーがクラッカーで、英語ではcrackerと表記されます。
具体的にはアクセスをする権利が無い所にアクセスをし、アクセスをする事によってデータを無断で取り出したり、破壊したりなどの行為を行います。
このように、ハッカーは良い行為をするのに対してクラッカーは良くない行為しかしないという両者の違いが存在するものの、ハッカーという言葉が単独で知名度が高くなった事も関係し、良い行いをしているのにも関わらずクラッカーとして扱われる事例も珍しくありません。そのため、良い行いをするユーザーの事をwhite hackerという名称で呼ばれるようになっており、世界的に社会が情報化している現在ではwhite hackerのニーズが各所で高くなっています。
white hackerとして活躍し企業などの助けになるにはコンピュータやインターネットに精通している事はもとより、最新のセキュリティの情報やプログラミングについても深く理解しておく必要があります。
知識を高めるには大学または専門学校に入学して学びを深めたり、インフラエンジニアという形態で活動したりしつつ実際に経験を重ねながら、ステップアップをしていく方法などが存在します。
ホワイトハッカーとして活動するには取り分けて資格などを取得する必要性は無いものの、自らが持つ能力や技術などを示すべく認定制度が用意されているので、認定制度を利用すると技術のレベルのアピールに繋げられます。