“ダークウェブは日本語では深層ウェブなどと呼ばれることが多く、サーフェイスウェブよりも深い層に存在します。GoogleやYahooなどの通常の検索エンジンにはインデックスされていません。またGoogleCrhomeやInternetExprolerなどといった、一般的なウェブブラウザを使ったブラウジングでは、アクセスすることも不可能です。検索エンジンにインデックスされないようにサーバー側で特別な設定が行われているので、ダークウェブにアクセスするためには、直接URLを入力する必要があります。また通常のブラウザではアクセスすることが出来ないので、専用のオニオンブラウザなどが必須です。Googleなどの一般的な検索エンジンでは検索することはできませんが、ダークウェブの検索エンジンを利用すれば、ダークウェブ内をブラウジングして、目的のサイトやページを検索可能です。検索以外にもオニオンページのリンク集などから、目的のサイトやページを探してアクセスするといった方法もあります。ダークウェブ内のコンテンツは、違法なポルノや薬物などの売買が多く、中にはハッキングフォーラムなども存在しています。支払いには仮想通貨が利用されることが多く、匿名化が簡単で追跡が難しいことから支払いの場合には仮想通貨が主流です。
ダークウェブにアクセスする際に使用する、Torブラウザは別名オニオンブラウザなどと呼ばれています。名前の由来は玉ねぎのように何層にも重なっている事からで、複数のサーバーを経由することでアクセスすることが可能です。基本的には入り口ノードと中央ノードと出口ノードの、合計で3つのノードを経由することで、高い匿名性が保証されています。しかし出口ノードが悪意のある人間に運営されている場合や、完全に匿名化出来ていても、通信に使用するプロトコルによっては情報が漏洩する可能性があります。HTTPなどのHTTPS以外のプロトコルを使用して通信を行うサイトやページなどに情報を入力すると、Torブラウザを使用して匿名化していても通信を傍受可能です。ダークウェブにある多くのサイトは違法な物なのでSSL認証を受けておらず、通信に使用するプロトコルは通信が暗号化されないHTTPの場合が大半です。そのためダークウェブにアクセスする事自体に大きなリスクがあり、場合によってはハッキングの被害に合ったり、個人情報が漏洩することもあり、注意が必要になります。”